矯正治療中に起こる知覚過敏(冷たいものがしみる)
こんにちは、矯正歯科医の鈴木です。
矯正歯科治療中に象牙質知覚過敏を起こし、冷たいものが少ししみるようになることがあります。
ガタガタの歯並びが綺麗に並んでいく移動の過程で、一部の歯のかみ合わせが強くなってしまうことがありますが、
こういった歯の根の先では循環障害が起こり、歯髄(歯の神経)の閾値が低下することによって知覚過敏が生じると考えられています。
しみた時点で、強く当たっている部分を削ってかみ合わせの調整をすれば治りますが、更に歯が移動して全体がバランス良く当たるかみ合わせになれば自然と治りますから、私はできれば少し我慢してもらってなるべく歯は削らないようにしています。