失って気がつく歯の大切さ
こんにちは、矯正歯科医の鈴木です。
先日、歯科医院へタクシーで向かっていた時のこと、僕が歯科医師だと知って運転手さんが見せてくれたのが、御自身の治療の見積書。
そこには複数のインプラント埋入による治療計画が記されており、見積もりは200万円台。拝見したところ、きちんとした検査が行われており、費用も妥当なものでした。
今はもう3本しか自分の歯が残っておらず入れ歯を使っているが、硬いものは食べられないし、カラオケで歌も歌えないのが辛いとのことで、1年間、歯のために働いてインプラントにしたいと仰られていました。
そして、「やっぱり歯は大切だ、なくなってから気付いた。」と仰られたのです。
当たり前のことなのですが、歯があるうちは気がつかないもの。
統計的にほとんどの人は10本以上の歯を失っていくのですから、誰しも人ごとではありません。
歯を失わないためには、一番は口の中を清潔にすること。歯垢(プラーク)を磨き残さないことです。
他に、かみ合わせの悪さも歯を失う直接的な原因となります。