矯正歯科治療中でも楽器は吹けるの?
こんにちは、横浜市神奈川区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。
矯正相談で良く質問があるのが、装置をつけても楽器が吹けるのかという質問です。
結論から言うと、矯正装置をつけても吹けることは吹けるようです。
ただし、矯正装置の種類と楽器の種類とによってその影響は様々です。
まず、矯正装置の種類ですが、
1)ブラケットによる唇側矯正
最もポピュラーの矯正装置ですが、楽器の演奏への影響は最も大きいです。
吹けないことはないのですが、痛みがあるので我慢が必要です。
ブラケットが当たっても唇が痛くならないようにするプロテクターもあります。ただし、歯並びが著しくガタガタの間は装着ができません。
ある程度歯が並んでくるとプロテクターを使用することができます。
2)ブラケットによる舌側矯正(裏側矯正)
唇側には装置がついていないため、楽器への影響は少ないです。
ただし、舌への影響が有るため、人によっては少し演奏しづらいと感じるようです。
料金が高額になるというデメリットもあります。
3)マウスピース矯正(インビザライン、アソアライナー等)
演奏中は外せるため、影響は全く有りません。
ただし、ブラケットに比べると歯の移動のコントロール能力で劣るので、矯正歯科治療の適応症例が限られます。
そして唇側矯正をした時の各楽器の演奏への影響ですが、最も影響が出るのが、ホルンやトランペット等の管楽器です。
実際に演奏をしている人に言わせると、演奏にそれほど影響は無いが、とにかく痛いとのことです。
やはりできれば舌側矯正(裏側矯正)を選択した方が良いでしょう。
以下、木管楽器、フルートの順で影響は小さくなります。
とは言え、矯正装置はどんな人にとっても最初は慣れないものです。
舌側矯正(裏側矯正)を選択したところで、慣れるまでは演奏しづらく感じるのは当然のことなので、大事な演奏を控えている時には矯正歯科治療の開始は避けたほうが無難です。
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