横浜駅西口 徒歩4分 「横浜フォルテ矯正歯科」院長ブログ

受け口

受け口(反対咬合)の矯正治療は下だけやれば良い?

2014年1月19日|13:00

パーマリンク

神奈川県横浜市の歯列矯正専門医院、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

受け口(反対咬合)の矯正治療で、下の歯を引っ込めて治す場合に、下だけを矯正治療すれば良いかということですが、これはまず無謀です。

噛み合わせを治すのに、下の歯並びだけの調整ではまず無理ですし、受け口の場合は下の前歯を引っ込める時に、上顎の前歯という、言わば絶対的な障害物があります。

従って、受け口(反対咬合)の治療は上下の全顎矯正が原則となります。

ただし、子供の受け口の治療(小児矯正の反対咬合の治療)では、上の前歯を前に押し出してあげることで、比較的簡単に治癒する場合があります。

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 神奈川・横浜の歯列矯正専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

うけ口(反対咬合):下顎が出ているのか、上顎が下がっているのか

2013年6月11日|20:58

パーマリンク

こんにちは、神奈川県横浜市の歯列矯正専門医院、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

昨日は受け口(反対咬合)には、骨格性のものと歯性のものが有るというお話をしましたが、

骨格性反対咬合も更にパターン分けされます。

・下顎出ている反対咬合(下顎前突)
・上顎が下がっている反対咬合(上顎後退)
・両方が複合した反対咬合

です。

これを判別するには、矯正歯科医院や大学病院に有る、セファログラムという特殊なレントゲンが必要です。

以前だと、下顎が出ている場合はチンキャップ、上顎が下がっている場合は上顎前方牽引装置(フェイシャルマスク)、という治療方法が多く選択されていたのですが、

過去の治療結果の論文から、最近ではチンキャップはあまり用いられなくなっています。

⇒ブログ記事 検査資料の分析はどのようにしているのか


⇒横浜フォルテ矯正歯科 子供の歯列矯正ガイド(小児矯正ガイド)はこちらです
banner_child.png


子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 神奈川・横浜の歯列矯正専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

骨格性の受け口(反対咬合)と歯性の受け口

2013年6月 9日|22:57

パーマリンク

こんにちは、神奈川県横浜市の歯列矯正専門医院、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

受け口(反対咬合)には、骨格性の受け口(骨格性反対咬合)と、歯性の受け口(機能性反対咬合)が有ります。

わかりやすく言うと、「下顎が出ている受け口」か、「顎の位置自体は悪くないが、歯の位置が悪くて受け口になっている」かの違いです。

歯の位置の問題による受け口は、比較的短期間で治り、成長期でも再発はほとんど有りません。

対して骨格性の受け口の治療は長期に渡り、成長期では再発の可能性も比較的高くなります。

どちらのタイプの反対咬合であるかは、経験の豊富な矯正歯科医であれば、口腔内を見れば分かりますが、正確な分析はセファログラムという矯正専門医院にある特殊なレントゲンを用いて行います。

⇒子供の受け口の治療例


⇒横浜フォルテ矯正歯科 子供の歯列矯正ガイド(小児矯正ガイド)はこちらです
banner_child.png


子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 神奈川・横浜の歯列矯正専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

子供の反対咬合は早目に治して正常な発育パターンに

2012年10月 2日|14:38

パーマリンク

こんにちは、横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

子供の不正咬合の中でも、反対咬合(うけ口)は早期に矯正治療が必要です。

成長期の反対咬合では、上顎の正常な発育が阻害されてしまい、逆に下顎の成長がますます促進されてしまう危険があるからです。

子供のうちの方が反対咬合は治療がしやすく、数ヶ月で治ることも珍しくありません(骨格的なズレが大きくない場合)。

反対咬合治療例.jpgのサムネール画像

是非とも、早期の治療をおすすめします。

⇒横浜フォルテ矯正歯科 子供の矯正ガイド

⇒ブログ記事 うけ口は遺伝する?

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 横浜の矯正歯科専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

下顎(あご)を後ろに下げる手術をすると気道が狭くなる?

2012年6月22日|14:28

パーマリンク

こんにちは、横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

今日は少し、先日の顎変形症学会で記憶に残った発表についてお話ししたいと思います。

下顎骨が相対的に後方に位置していて、気道が狭くなっているような人に睡眠時無呼吸症候群が多いことがわかっています。
そこから、顎変形症(下顎前突・受け口)で下顎骨後方移動術を行った場合に気道が狭くなり、睡眠時無呼吸症候群を誘発する可能性が有るのではないかという説が近年ありました。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まった状態が断続的に繰り返され、その結果質の高い睡眠を十分とれず、覚醒時に強い眠気等を招く病気です。

これが誘発されてしまうとすると、患者さんはそのリスクと隣り合わせの手術を受けるということになってしまうのですが、今回の顎変形症学会では、レントゲンの計測結果から手術直後は下顎の後退量に比例して気道の狭窄を認めるものの、矯正治療が終わるころには元の体積に回復している、従って睡眠時無呼吸症候群が誘発される可能性は低いという研究報告がなされていました。

これは矯正治療を行う際に撮影されるセファログラムという横顔の二次元のレントゲンでの研究なのですが、おそらくCT(三次元)で計測しても同じような結果が出るのではないでしょうか。

これから手術を受ける方にとっては、喜ばしいデータです。

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 横浜の矯正歯科専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

うけ口は遺伝する?

2012年4月 2日|01:38

パーマリンク

こんにちは、横浜フォルテ矯正歯科、院長の鈴木です。

うけ口(反対咬合)について、親御さんから遺伝するものなのですかと良く質問をうけます。

御自身がうけ口だと、子供に遺伝しないか当然心配になるものです。

うけ口は実は2種類あります。

骨格的なうけ口と、たまたま歯の生える位置が悪くてうけ口になるものです。

遺伝するのは、前者の骨格的なうけ口です。これは残念ながら遺伝します。

しかしながら、早期の矯正治療によって、骨格的なバランスの改善が望めますので、うけ口の遺伝が心配な場合はお近くの矯正専門医へ、早目の相談をおすすめします。

⇒うけ口(反対咬合)の矯正歯科治療は早目に

⇒矯正歯科 子供のうけ口矯正治療例

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 横浜フォルテ矯正歯科

放置は危険 必ず早期に治療すべきかみ合わせも有ります

2012年1月12日|00:50

パーマリンク

ukekuti05.JPG

この写真のようなうけ口でしかも顎が横にズレているような咬み合わせの場合、早期に治療しないと顎がどんどん曲がっていってしまい、手術をしないと治らないような骨格的な不調和となる危険が大きいです。

一刻も早く、矯正専門医へ受診することをおすすめします。

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜の矯正歯科専門医院

矯正歯科 子供のうけ口矯正治療例

2012年1月 7日|08:56

パーマリンク

こんにちは、横浜駅近く、歯並びとかみ合わせ治療の横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

うけ口は大きく分けると2種類あります。

一つは下顎が上顎に対して骨格的に前に出ているうけ口(骨格性反対咬合)です。重症なものになると手術が必要になることもあります。

もう一つが、骨格的にはうけ口でないが、歯の位置や傾きが悪くて、うけ口になってしまっているもの(機能性反対咬合)です。

後者の場合は、比較的容易にうけ口の治療ができます。

ukekuti01.JPG
7歳のうけ口の子供

ukekuti02.JPG
治療開始3か月後

このお子さんの場合は、骨格的には問題がなく、歯の位置の問題でうけ口になっていたので、歯を移動させる矯正治療により、3か月でうけ口が治りました。取り外しのできるマウスピースの床矯正装置を自宅にいる間のみ使用しました。

ukekuti03.JPG
うけ口の矯正装置

その際に使用した矯正装置がこちらです。歯型をとってオーダーメイドの装置を歯科技工士さんに作ってもらいます。

装着したところがこんな感じ、

ukekuti04.JPG

上の前歯を押し出すようにバネがついているのですね。

うけ口は放置すると、見た目が悪いだけでなく、かみ合わせが悪いため歯を失う原因にもなりますので、早目の治療をお勧めします。歯周組織が健康であれば年齢に制限はありません。

うけ口になっている原因やその重症度は、精密検査から診断します。矯正専門医による診断をうけるようにしましょう。

⇒矯正歯科 検査資料の分析はどのようにしているのか

⇒影の立役者は歯科技工士

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜の矯正歯科専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

矯正歯科 手術を必要とする場合の矯正治療

2012年1月 6日|12:56

パーマリンク

こんにちは、横浜駅近く、歯並びとかみ合わせ治療の横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

受け口や出っ歯で、骨格的な不調和が著しい場合は、矯正治療だけでは治すことができず、手術を併用することになります。

この場合、顎変形症(がくへんけいしょう)という病名で、矯正治療も手術も保険適用になります。ただし大学病院など特定の施設でないと保険適用で治療をうけることができません。

治療の順序としては、まず、術前矯正治療を行い、その後に手術、そして最後にまた術後矯正治療を行います。

最初に手術をすれば、すぐに顔貌が良くなるような気がするかも知れませんが、それでは全く咬み合わせが不十分で手術の結果が安定しません。ですので、術前矯正治療により、手術をすれば確り咬み合わさるような状態をあらかじめ作っておくのです。これにより安定性の高い治療結果を得ることができます。術前矯正治療は1年半~2年くらいかかります。

手術は全身麻酔で行い、入院は平均10~14日くらいです。

手術後に仕上げにまた矯正治療を行います。およそ1年ほどとなります。

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜の矯正歯科専門医院

矯正歯科 手術するほど重症な場合は保険適用となります

2011年12月19日|01:07

パーマリンク

こんにちは、横浜駅近く、歯並びとかみ合わせ治療の横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

矯正歯科だけでは治療することができず、外科手術も行わなくてはならないほど重症のうけ口、出っ歯の場合は、矯正治療も外科手術も保険適用となります。

外科手術を行う場合も、矯正治療は必要となります。

手術をしただけでは、かみ合わせを作ることができないからです。

術前矯正治療で歯並びを整えてから外科手術を行い、術後矯正治療で理想的なかみ合わせを作っていきます。

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜の矯正歯科専門医院