神奈川県横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科の鈴木です。あごの退化によって現代人の歯並びとかみ合わせが悪くなっていることについては前回お話ししました。
今回は歯の退化に着目してお話しします。
歯の大きさが段々と小さくなっていることは化石からすでに判明しています。
そして大きさだけでなく、歯の数自体も減っているのです。
原始人の化石を見ると、親知らずまで綺麗に並んでいますが、現代人では1~4本の親知らずが無い人が4割近くいます。
現代では親知らずまで綺麗に並ぶ人など殆どおらず、親知らずがそもそも無いか、有っても真横に埋まってしまったり、頭だけ半分出てきて何の役にも立たないのにただ汚れのたまる原因になったりとロクなことがありません。
汚れや痛み、歯並びに悪影響をおよぼす親知らずは抜歯する必要があります。
抜歯せざるを得ないようなら生まれつき無い方が幸運ですね。
親知らずが無いのなら良いのですが、以前お話したように親知らずでない永久歯が生まれつき足りないこともあります。矯正歯科医をしていると頻繁に目にします。
これも退化の結果ですが、こちらは対照的にアンラッキーです。
子孫のことを考えると、しっかり噛んで、あごを十分に使うことが大切ですね。
⇒ブログ記事 生まれつき歯が足りない部分を歯列矯正で詰めた治療例
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