こんにちは、横浜市神奈川区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。
今回はそもそもなぜこんなに歯並びが悪い人が増えているのかについてお話します。
現代では、歯並び、かみ合わせの不正は多くの人に認められます。
では、いつからこんなに歯並び、かみ合わせの不正が多くなったのでしょう?
調査で分かっているのは、現在の歯並びの不正の発生率はわずか数百年で数倍も高くなっているということです。
現代文明の影響をほとんど受けずに残っている集団、例えば、オーストラリアの先住民や南太平洋の島民には歯の叢生(ガタガタ)はほとんど見られません。
現代社会では食べ物が軟らかく調理されているものが多いため、あごが退化していったのですね。
原始人の化石と現代人を比較すると、あごも歯も共に退化して小さくなっています。
ただ、その退化のスピードでは歯よりもあごが速く、歯も小さくなってはいるものの、あごはもっと速いスピードで小さくなっているのです。
結果としてあごの大きさに対して歯が並び切らずに、歯並び、かみ合わせの悪い人が沢山出てきてしまったというわけです。
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~歯並び、かみ合わせの異常は人が田舎から都会に移り住んだ場合に増加することが知られています。これは人間が都市で生活するようになると増加する、高血圧、心疾患、糖尿病などの生活習慣病と似ています。~