横浜駅西口 徒歩4分 「横浜フォルテ矯正歯科」院長ブログ

2015年2月 1日 - 2015年2月 7日

乳歯を早期に喪失すると隣の歯が倒れてしまう

2015年2月 7日|23:14

パーマリンク

乳歯を早期に喪失すると、そのスペースに向かって隣の永久歯が倒れ込んでしまいます。

特に気をつけなくてはいけないのは、早期に第二乳臼歯(乳歯の一番後ろの歯)を失った場合です。子供ですので大体の場合は虫歯が原因です。

その典型例がこちらです。

001Apantomotext.jpg

001OP1.jpg

赤い矢印のところ、第二乳臼歯が喪失したまま放置されたため、両隣の永久歯が倒れ込んで第二小臼歯が萌出するスペースが全くありません。

こうなると矯正治療が必要になります。

001OP2.jpg

表側のブラケットとワイヤー、オープンコイルという形状記憶のバネを用いて、失われた隙間を回復しています。全くなかった隙間が獲得されてきているのが分かると思います。
裏側に入っている装置は同時に受け口を治すために入れたものです。

001OP3.jpg

十分にスペースが回復し、永久歯が生えてきました。

001OP4.jpg

ご覧の通り、全くスペースが無かったところから、永久歯を2本救い出すことができました。

001XP2.jpg

001before-after1.jpg

同時に受け口(反対咬合)の矯正治療も行いました。見違えるほどの変化を遂げています。このような症例では、その後の人生が矯正治療によって大きく変わった言っても過言ではないでしょう。

神奈川県横浜市 横浜駅徒歩3分 子供の出っ歯・うけ口・すきっ歯 子供の歯並びのことなら 横浜フォルテ矯正歯科の子供の歯列矯正ガイドのトップページへ

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 神奈川・横浜の歯列矯正専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

すきっ歯で八重歯という人がいない理由

2015年2月 6日|21:50

パーマリンク

基本的に、中程度以上のすきっ歯(空隙歯列)と八重歯を併発する症例というのはありません(八重歯で前歯にちょっとだけ隙間があるという人はいます)。

それは、八重歯が発症する原因を考えると理解できます。

八重歯は、生え変わりの時期に遅く生えてくる犬歯(真ん中から数えて3番目の歯)が、スペースが無くて途中で止まってしまうことにより発症します。つまり歯並びのスペースの不足なのです。

すきっ歯になるような人は、逆に歯並びのスペースの過剰なので、併発することは原則的に有り得ないのです。

同様の理由で、すきっ歯なのに叢生(歯並びがガタガタ)という人もほとんどいません。

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 神奈川・横浜の歯列矯正専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

名古屋にある先輩のクリニックを見学に

2015年2月 4日|13:25

パーマリンク

先日、休みを利用して、大学病院時代の先輩のクリニック『酒井矯正歯科クリニック』を見学させていただくため名古屋へ行ってきました。

開業医というのは引きこもっていると鎖国状態になってしまい技術の発展から取り残されてしまいますから、外部の先生との交流はとても重要であると考えています。今回も日常の診療に繋がる貴重な体験をさせていただきました。

日帰りで伺ったのですが、クリニックが名古屋駅のすぐ近くということもあり、2時間くらいで着いてしまい、全く遠いと感じませんでした。

SOC.JPG

酒井先生、ありがとうございました。

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 神奈川・横浜の歯列矯正専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

歯医者の治療が一日でまとめてできない理由

2015年2月 3日|22:53

パーマリンク

「今日はここの虫歯の治療をしました。次回は別の虫歯の治療をしましょうね。」

歯医者の治療は一回が短く、まとめて全部治して欲しいという不満はよく耳にします。

しかしながら、歯科医院にもそれができない理由がいくつかあります。

まず、

○保険診療にはルールがあり、一度にまとめて治療するようなルールにはなっていない。

という点。まとめた治療ばかりしていると、一人一人の保険点数が他院より高くなり、指導の対象になってしまうのです。これは保険外の自費診療であれば関係の無い話です。

○例えば、虫歯の治療の場合、同時に治療すると後で痛みが出たときに、どの歯の治療が原因か分からなくなる。

深い虫歯の治療などの場合に、治療後に痛みが生じることもあります。その時に治した歯が1本であれば、痛くなったのはその歯と推測できますが、何本も同時に治療していると、どの歯が痛みの原因なのか判別しにくくなることがあります。患者さんのこの歯が痛い!という感覚は外れていることが頻繁にあるのです。

○予約がキャンセルになった際に、大きく空きが出てしまう。

歯科医院のアポイントは平均30分くらいで取ってあります。これをまとめて治療するために2時間とってあったとして、当日キャンセルになってしまうと、2時間まるまる空きになってしまいます。一般的に歯科医院にはキャンセル料金というものが無いので、その時間の人件費や家賃は無駄になってしまうのですね。歯科医院も赤字続きでは潰れてしまいますので、長いアポイントを取るということはリスクになるのです。

○長く口を開けていることにより疲れてしまう

長く口を開け続けているのは疲れますし、顎関節が痛くなる方もいます。


このように、歯医者が治療をまとめてできないのにも理由が有るのですね。

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 神奈川・横浜の歯列矯正専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

« 2015年1月11日 - 2015年1月17日||2015年3月 8日 - 2015年3月14日 »