横浜駅西口 徒歩4分 「横浜フォルテ矯正歯科」院長ブログ

2014年3月

インビザライン臨床セミナーに参加してきました

2014年3月27日|22:13

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神奈川県横浜市の歯列矯正専門医院、横浜フォルテ矯正歯科の鈴木です。

今日は休診日でしたので、インビザラインの臨床セミナーに参加してきましたので、これについて報告しておきます。後半は歯科医師でないと分からない内容になってしまっているのですがご容赦下さい。

今回のテーマは「バーティカルコレクションの考察」でした。

すなわち、垂直的な歯の位置の問題をどう治すか、開咬や過蓋咬合をどう治すかというテーマですね。

どういった内容なのか僕が楽しみにしていたのが開咬についての考察です。

と言うのも、インビザラインをはじめとするマウスピース型矯正装置は元々、過蓋咬合の治療は得意で、開咬の治療が苦手だからです。

従来のワイヤーを用いた矯正では可能な、歯の絶対的な挺出(歯を対合歯の方向へ動かすこと)や臼歯の十分な圧下がインビザラインでは不可能ですので、大方の予想通り、開咬の治療例は世界的にもかなり少ないようでした。

それでも各ドクターが色々と工夫して開咬にアプローチしていて興味深い内容でした。

しかしながら、セミナーに参加し、特にハイアングル症例の開咬の治療結果に関してはインビザラインはまだ従来のマルチブラケット装置に遠く及ばないと感じました。

現在の成人のハイアングル開咬症例に対する治療のグローバルスタンダードは、マルチブラケット装置と歯科矯正用アンカースクリュー(歯の移動の固定源となる矯正用マイクロインプラント)を用いて大臼歯を圧下し、下顎をオートローテーションさせ被蓋を改善するというものです。

以前は歯科矯正用アンカースクリューが存在しなかったため、これが不可能であり、ある程度前歯を挺出を妥協するしかありませんでした(もしくは外科手術をしていた)。
この時代の治療方法だと長い下顔面高が治らないので、顔貌の審美性の改善が乏しいことが問題でした(分かりやすく言うと、面長が治らない)。また、下顎が回転しないと口唇閉鎖もあまり楽にならないので口唇圧が不足し、治療の安定性が低かったのです。

歯科矯正用アンカースクリューの登場により、ワンランク上の治療結果が達成できるようになったわけですが、インビザラインの開咬治療はまだスクリューの無い時代の治療法をブラケットをマウスピースに置き換えて行っているというのに近いです。

とは言え、ほぼ完成に近づいているマルチブラケット装置と比較し、まだまだ伸びしろのあるインビザラインですから、開咬に対するアプローチも今後改良されてくるはずです。

時代が変わっても患者さんにその時、一番良い治療法を提案できるように知識を更新する努力をしていきたいと思います。

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アソアライナーの番組を見逃しました

2014年3月20日|23:15

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神奈川県横浜市の歯列矯正専門医院、横浜フォルテ矯正歯科の鈴木です。

先日、アソアライナーがテレビで紹介されるというブログを書いておきながら、うっかり録画し忘れ、見逃してしまいました。

どんな風に紹介されていたのでしょうか。ちゃんとメリットとデメリットを伝えてくれていれば良いのですが。

⇒アソアライナーがテレビで紹介されるそうです

→アソアライナーの解説ページはこちら

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歯並びを治すために簡単に歯の神経を取らないで

2014年3月19日|23:24

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神奈川県横浜市の歯列矯正専門医院、横浜フォルテ矯正歯科の鈴木です。

歯並びを整える方法は、大きく分けると2つ有ります。

一つは歯列矯正で自分の歯を動かし、綺麗に並べる方法。これが王道です。

もう一つは、歯を削って被せ物で並べてしまう方法です。

歯を削って歯並びを変化させる場合の多くは、歯の神経や血管を取ることになり、歯は死んでしまうため、枯れ木のように脆くなります。

つまりは歯の寿命が短くなるということ。まさに命を削っているわけです。

そんなに大切なことを、簡単に決断してはいけません。

どうしても極端に短期間で歯並びが整わなくてはいけない特殊な状況でもない限りは、簡単に歯を殺してはいけません。多くの患者さんが後々、苦労し、後悔しています。

患者さんは選択肢を与えられるべきなのですが、驚くことに、たまに矯正治療という選択肢を与えられないまま、歯を削られてしまっている患者さんがいらっしゃいます。

なんとも気の毒です。ちゃんとした説明をしてもらえていれば、矯正治療を選択して、歯は生きていられたかも知れないのですから。

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補助装置による料金の加算、治療中の追加費用はありません

2014年3月15日|17:01

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矯正歯科治療の料金システムは各医院によりまちまちです。

当院では補助装置による料金の加算や、治療中の追加費用はありませんが、ところによっては、最初は安いのだけれど、後から加算されるということもあるようです。

矯正治療中の歯列の変化で追加装置が必要になったのだから、費用の加算も仕方がないのかも知れませんが、患者さんの立場で考えると、後から数万〜数十万円の装置代の加算というのはかなり困るのではないでしょうか。

特に矯正治療の場合は途中で中断するという選択は取りづらいので、追加費用は無い料金システムを選択した方が良いでしょう。

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必ずやって来るであろう光学印象の時代

2014年3月13日|23:51

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神奈川県横浜市の歯列矯正専門医院、横浜フォルテ矯正歯科の鈴木です。

多くの方が歯科医院で経験している歯型取り、あの何とも言えない感覚のあれです。

あの歯型取りのことを「印象採得」と言います。材料はアルジネートというもので、寒天やシリコンで取ることもあります。

歯列矯正では歯並び全体の歯型取りが必要となります。

嘔吐反射が強い患者さんにとっては、なかなか辛いのが歯型取りです。

その歯型取りが無くなる時代が、そう遠くない未来にやってくるかも知れません。

従来の歯型取りに代わり、口腔内の歯をレーザーなどの光を用いてスキャンする方法が進歩しているからです。これを光学印象と言います。

わかりやすく言うと、お口の中を小さなカメラでカシャカシャ撮影するだけで歯型の代わりになるということです。

すでにセラミックの被せ物の作成などに利用されています。

歯並び全体の光学印象を取る機器も開発されてはいるのですが、まだ発展途上で、かえって従来の歯型取りより時間がかかり不便なようです。業者さんもまだ買い時ではないと教えてくれました。

技術が進歩すれば、あの嫌な歯型取りが簡単なスキャンだけで済むようになるのです。
そしてそのデータは簡単に世界へ転送ができます。
つまり、海外で製作しているインビザラインやインコグニートなどの装置の製作時間が大幅に短縮されます。

買い時が来たら、横浜フォルテ矯正歯科では必ず光学印象を取り入れたいと思います。

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歯列矯正のために歯を8本抜くと言われた場合

2014年3月10日|15:38

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神奈川県横浜市の歯列矯正専門医院、横浜フォルテ矯正歯科の鈴木です。

歯列矯正では小臼歯を4本抜歯して、スペースを獲得し、歯並びを整えることがあります。

そこに親知らずの抜歯が最大で4本加わると、8本も抜歯をしなくてはなりません。

いきなり8本抜歯をしなくてはならないと言われたら、ちょっと面食らってしまいますよね。

永久歯の抜歯は経験がない人がほとんどなので、怖くて歯列矯正に対するモチベーションが下がってしまうかも知れません。

しかしながら、矯正歯科医の診断が8本の抜歯なら、綺麗な歯並びになるために頑張って乗り切るしかありません。

横浜フォルテ矯正歯科では、患者さんの抜歯の負担を可能な限り軽減すべく、東京医科歯科大学口腔外科のドクターを招いています。
小臼歯であれば私でも頑張れば抜歯できるかも知れませんが、矯正歯科医に抜歯されるなんて自分だったら絶対に嫌です笑

抜歯に最も慣れているのが口腔外科医であり、施術が短時間で終わるため、負担の軽減になります。

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アソアライナーがテレビで紹介されるそうです

2014年3月 5日|21:47

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神奈川県横浜市の歯列矯正専門医院、横浜フォルテ矯正歯科の鈴木です。

アソアライナーを製造する、株式会社アソインターナショナルの方から、3月17日にTBS系列「私の何がイケないの?」という番組で、アソアライナー(透明のマウスピース矯正装置)が紹介されるという案内がありました。→アソアライナーの解説ページはこちら

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メディアで歯列矯正が取り上げられることは嬉しいことですね。

ただ、バラエティー番組ですから、マウスピース矯正装置が、見えない、痛くない、取り外せて簡単に歯並びが治る!みたいな、あたかも魔法の装置のように紹介されないかが心配です。

アソアライナーなどのマウスピース矯正装置は、適用症例を間違えなければ有効ですが、不得意な歯の移動も多いため、無謀な治療計画を立てると、大失敗に終わります。

期待半分、不安半分で放送を待つことにしましょう。

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八重歯を部分矯正すると出っ歯になる

2014年3月 3日|22:12

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神奈川県横浜市の歯列矯正専門医院、横浜フォルテ矯正歯科の鈴木です。

以前にもブログに書いたことですが、部分矯正ガイドのホームページをリリースしたこのタイミングでまたお話しておきたいことがあります。

それは、八重歯を部分矯正で治そうとするのはやめた方が良いということです。

なぜ八重歯になるかと言うと、犬歯が生えてくる時に、スペースが足りなくて途中で止まってしまうからです。

これを部分矯正でスペースが足りないまま並べてしまうと、ほとんどの場合、八重歯を無理矢理並べた分、前歯が押し出されて、出っ歯になってしまいます。

八重歯がなくなっても出っ歯になってしまったら、矯正治療は成功したとは言えないでしょう。

bn_mtm.png←横浜フォルテ矯正歯科の部分矯正ガイドへはこちら

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部分矯正ガイドができました

2014年3月 2日|21:54

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神奈川県横浜市の歯列矯正専門医院、横浜フォルテ矯正歯科の鈴木です。

部分矯正について解説したサイト、部分矯正ガイドができました。

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部分矯正は歯並びの気になる部分を、短期間、低料金が治す歯列矯正です。

そう言うと、とても聞こえが良いのですが、そこには落とし穴がある場合が有ります。

安易に限局的に歯を動かすと、出っ歯になってしまったり、かえって噛み合わせが悪くなったりすることがあるのです。

そういったリスクを回避するためには、治療開始前の矯正専門医による診断が大切です。

当院では、患者さんに部分矯正のメリットとデメリットを良く知った上で、治療を始めて欲しいと考えています。

症例によって部分矯正のコストパフォーマンスが高い場合もあれば、部分矯正には無謀な場合もあります。

食事をするための歯を動かすわけですから、部分矯正だからと安易に考えず、矯正専門医院を受診するようにしましょう。

部分矯正ガイドを参考にしていただければ幸いです。

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健康な歯を抜歯してデメリットは無いのですか?

2014年3月 1日|22:51

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歯列矯正で抜歯をするかどうかの話になると、患者さんから、「健康な歯を抜歯してデメリットは無いのですか?」という質問をよく受けます。

健康な歯を抜くのですから、デメリットが無いと言い切ることはできません。

それでも矯正歯科医が抜歯を推奨する場合は、抜歯をして歯列矯正をすることによって得られるメリットの方が明らかに大きい時です。

矯正歯科医も、患者さんの歯を抜きたくはありません。

しかし、無理な非抜歯治療で患者さんの見た目や健康を損ねるのはもっと嫌なのです。

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