神奈川県横浜市の歯列矯正専門医院、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。
何もしていない時(安静時)は通常、上下の歯は接触していません。
安静空隙という隙間が、歯と歯の間に存在しているのです。
ところが、安静時に上下の歯が接触している人がたまにいます。
これはTCH(Tooth Contacting Habit)と呼ばれるもので、最近、東京医科歯科大学顎関節治療部の研究などにより、顎関節症との関わりが指摘されています。
先日の東京矯正歯科学会でも触れられていましたが、
一般企業での調査によると、TCHの保有率は21%で、東京医科歯科大学顎関節治療部を受診された患者さんのTCHの保有率は77%だそうです。
そして顎関節の関節雑音(口を開閉する時に音がなること)が有る患者さんのうち、TCHが有る人は無い人の2倍、
開口障害を生じた患者さんのうち、TCHが有る人は無い人の8倍
もいたそうです。
では顎関節症の原因となるTCHをどうやってなくすかとなると、癖ですから、自分でやめることになります。
具体的な方法としては、家の中の目にとまるところに貼り紙をして、それを見る度に脱力して歯を離すという方法が推奨されているそうです。
子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 神奈川・横浜の歯列矯正専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ