横浜駅西口 徒歩4分 「横浜フォルテ矯正歯科」院長ブログ

2012年9月30日 - 2012年10月 6日

成長期の治療にインビザラインは向かない

2012年10月 5日|21:22

パーマリンク

こんにちは、横浜駅近く、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

最新世代のインビザラインシステム(マウスピース矯正)には新しく10代の患者さん向けのラインナップ「インビザライン・ティーン」が加わりました。

まだ十分に生えきっていない永久歯の萌出スペースを確保できる、アライナー(マウスピース)を紛失してしまった際の保証が手厚い(学校などで紛失することが多いため)などの利点があるシステムです。

しかしながら、10代前半の成長期にある患者さんには、明らかにインビザラインの治療は適していません。

なぜなら、インビザラインのシステムでは顎骨の成長が全く考慮されていないからです。

最初にとった歯型で、治療終了までのアライナーを製作するので、治療中の顎の成長に全く対応できないのです。

成長が残っている患者さんには、治療中に成長に柔軟に対応できる従来の矯正装置を採用する方が良いでしょう。

どうしてもインビザラインによる治療を希望する場合は、成長が終了するまで治療開始を待つべきです。特に成長の遅い男性では細心の注意を払う必要が有ります。

⇒インビザラインとは

⇒インビザライン治療を受ける医院選択のポイント

bn_aligner_3.png
⇒⇒横浜フォルテ矯正歯科 マウスピース矯正ガイドはこちら

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 横浜の矯正歯科専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

ぶつけて歯が抜けてしまったら

2012年10月 4日|21:06

パーマリンク

こんにちは、横浜駅近く、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

なにかにぶつかって歯が抜けてしまったら、まずは慌てずに汚れをサッと洗い流し(数秒だけ。長く洗ってはいけません。)、牛乳に歯をつけましょう。

牛乳には歯根膜(歯と骨を繋ぐ膜)を守る働きがあります。

そして歯を持って急いで歯医者に行きましょう。歯と骨の状態が良ければ、歯を元に戻すことができます。これを再植と言います。

ここはスピードがとにかく大事で、抜けてから30分以内に再植された歯は2年後に90%が歯根吸収(歯根が短くなる病気)を起こさず、2時間以上経過してから再植された歯は2年後に95%が歯根吸収を起こしていたと論文で報告されています。

もし牛乳が無ければ、歯を口の中に入れましょう。下顎の歯茎と頬の間に入れ、間違って飲み込まないように気をつけて下さい。

乾燥させてしまうと歯根膜はすぐダメになってしまうのです。

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 横浜の矯正歯科専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

子供の反対咬合は早目に治して正常な発育パターンに

2012年10月 2日|14:38

パーマリンク

こんにちは、横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

子供の不正咬合の中でも、反対咬合(うけ口)は早期に矯正治療が必要です。

成長期の反対咬合では、上顎の正常な発育が阻害されてしまい、逆に下顎の成長がますます促進されてしまう危険があるからです。

子供のうちの方が反対咬合は治療がしやすく、数ヶ月で治ることも珍しくありません(骨格的なズレが大きくない場合)。

反対咬合治療例.jpgのサムネール画像

是非とも、早期の治療をおすすめします。

⇒横浜フォルテ矯正歯科 子供の矯正ガイド

⇒ブログ記事 うけ口は遺伝する?

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 横浜の矯正歯科専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

何でも一人でできる歯医者など存在しない

2012年10月 1日|00:48

パーマリンク

こんにちは、横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

歯科治療の進歩は目覚ましく、歯を失った人がインプラントで再びしっかり噛めるようになったり、これまで抜歯の適用となっていたような歯が顕微鏡による治療で保存が可能になったりしました。

一般の方はまだまだ知らない方も多いですが、歯科は多くの専門分野に分かれています。

・保存修復 ・・・むし歯を詰める治療
・歯周病 ・・・歯を支える歯肉や歯槽骨の治療
・歯内療法 ・・・歯の神経の治療
・小児歯科 ・・・こどもの歯科治療
・義歯 ・・・被せものや入れ歯の治療
・インプラント ・・・人工歯根
・口腔外科 ・・・抜歯や手術など
・歯科麻酔科 ・・・静脈内鎮静法や全身麻酔など
・矯正歯科 ・・・歯並びやかみ合わせの治療

このあたりがメジャーなところです。

それぞれの分野が永遠に進化し続けますから、これらを一人で全てこなすなどというのは不可能なことです。

不得手な分野では上質な医療を提供できないでしょう(しかし患者さんにはわからない)。

そのため、今日では各分野の専門医が協力して治療にあたることが理想とされています。

こういった治療をInterdisciplinary approach(学際的な治療)と言います。

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 横浜の矯正歯科専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

台風通過中

2012年9月30日|20:23

パーマリンク

こんにちは、横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

日本矯正歯科学会大会による休診期間も終わり、本日を診療を再開しました。

休んでいた影響も有りほぼ一日予約が埋まっておりましたが、無事診療を終え、今残業の合間にブログを綴っているところです。

横浜は今台風が通過しており、時折吹く強い風に窓ガラスが音を立てて震えています。

もうひと頑張りして、できるだけ早く帰宅したいと思います。

子供~大人まで 歯並びとかみ合わせのことなら 横浜駅西口徒歩3分 横浜の矯正歯科専門医院 横浜フォルテ矯正歯科のトップページへ

« 2012年9月23日 - 2012年9月29日||2012年10月 7日 - 2012年10月13日 »