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柔道・篠原信一監督が穴井隆将選手へ伝えた名言

2012年7月26日|15:22

こんにちは、横浜駅近く、横浜市フォルテ矯正歯科・院長の鈴木剛史です。

今日は休診日ですが、仕事が有ったので横浜へやって来ました。仕事の合間にブログを書いています。

間もなくロンドンオリンピックの開幕です。

先日、柔道・日本代表の穴井隆将選手が、篠原信一監督から話されたことをテレビで紹介していました。それがとても深く心に残っているので紹介させていただきます。

篠原監督が、選手だったシドニーオリンピック決勝戦で世紀の大誤審により敗れた際、ガックリと肩を落としながらも一切の言い訳をせず、「弱いから負けた。それだけです。」と答えました。

この件について篠原監督は穴井選手に、

「シドニーの直後は、町を歩いていても、『篠原、お前は金メダルや、幻の金や』と毎日のように言われた。それが1か月経って、1年経って、5年経って、10年経ったらこんなもんや。やっぱり『銀メダリスト 篠原信一』『シドニーオリンピック銀メダリスト』になるんや。だからやっぱり勝たなアカン。」

こう、教え子の穴井選手に話したそうです。穴井選手には同じ思いをさせたくないという気持ちが伝わるエピソードです。

僕はたまたまテレビを見ていてハッとしました。

篠原監督が誤審で敗れたことを忘れていたからです。まさに篠原監督が仰っている通りでした。

しかし、穴井選手がこうテレビで話されたことにより、一気に記憶が蘇りました。

おそらくテレビを見ていた多くの人が、同じ体験をしたと思います。

その時、「銀メダリスト 篠原信一」はまた、「幻の金メダリスト」になったのではないでしょうか。

穴井選手と篠原監督が、幻ではない、名実共の金メダルコンビとなるよう、応援しています。

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