横浜駅西口 徒歩4分 「横浜フォルテ矯正歯科」院長ブログ

2011年9月11日 - 2011年9月17日

矯正歯科治療後の保定装置(リテーナー)

2011年9月17日|00:13

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こんにちは、横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

矯正治療はブラケットを外したらお終いではありません。

ブラケットを外してすぐのうちは、骨がまだ固まっておらず、ほうっておくと歯が元あった位置に戻ろうとします。

せっかく綺麗にした歯並びかみ合わせが崩れないように保定装置リテーナー)を使う必要があります。

保定装置は大まかに分けると2種類あります。

1.取り外しができるマウスピースタイプ

2.取り外しのできない、歯の裏に接着するワイヤータイプ

です。

マウスピースタイプはこんな感じ

retainer01.jpg

取り外しができるので、清掃性が良いです。ただし少し大きいため、慣れるまでは異物感があります。上の写真の形が一般的なもので、表側にワイヤーが見えるので、気になる人には、、、


retainer03.jpg

こんな審美タイプもあります。若干耐久性で劣ります。

そして、裏側のワイヤータイプはこんな感じ。

retainer02.jpg

細いワイヤーを歯に接着します。細いのでわりとすぐに慣れて違和感も少ないです。

ただ、外すことができないため、しっかり歯磨きをしないと汚れが残ってしまいます。

デンタルフロスは通りませんが、歯間ブラシが使えます。


どちらを用いるかは症例によります。併用する場合もあります。

患者さんが選択できる場合もありますので、担当医と相談して自分に合った方を選択しましょう。

保定期間はおよそ3年が目安です。

マウスピースの場合は最初の1年間は1日中(食事の時は外します)、残りの2年は寝るときにはめるというのが一般的です。

保定期間を終えれば骨も固まって矯正治療の後戻りはほとんどなくなります。

しかし歯周病にかかると骨がやせて歯が動いてしまうことがあります。

せっかく手に入れた美しい歯並びですから一生維持できるように、保定と歯磨きをがんばりましょう!


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矯正歯科 八重歯は抜歯しないで

2011年9月16日|23:50

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こんにちは、横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

何度かブログに書いていますが、まだ八重歯になっていた犬歯抜歯されている患者さんをたまに見かけます。

犬歯はかみ合わせの鍵となる重要な歯です。

抜歯することはよほどの事情が無い限りありません。

八重歯の治療は矯正専門医への相談をおすすめします。

なぜ八重歯になってしまうのか?

八重歯の治療法


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八重歯の矯正相談

2011年9月15日|11:28

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こんにちは、横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

数えているわけではないのですが、八重歯の矯正相談が年々増えてきているような気がします。

八重歯をチャームポイントとしてあえて治療しない人も昔は多かったのですが、情報が広くいきわたるデジタル世代では八重歯のデメリットの認識が高いようです。芸能人が八重歯を治すことが多い(そもそも八重歯の芸能人が減っている)のも影響しているのでしょう。

八重歯は、歯並びの悪さからむし歯や歯周病の原因となるだけでなく、かみ合わせも不十分なものとなります。健康上、若いうちはそう困ることもないかも知れませんが、長い目で見ると治療しておいた方が良いものです。

また、八重歯は海外では嫌われる傾向にあります。国際社会で活躍する方が増えていますので、早目に治療におとずれる方が増えているのでしょう。

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片顎矯正には限界が有る

2011年9月14日|08:14

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こんにちは、横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

矯正相談で頻繁にあるのが、上の八重歯だけを治したい、下の前歯の凸凹だけを治したいというどちらか片顎だけの治療の希望です。

これはできる場合とできない場合が有ります。

そもそも、片顎矯正では治らない症例もありますし、治療できたとしてもかみ合わせの細かい調整ができません。

無理のある片顎矯正をすると、歯並びは良くなったけど、かみ合わせは悪くなったということが起こり得るのです。

適した症例であれば患者さんが気になる部分だけを治せる手段として良い治療なのですが、マウスピース矯正の場合と同様、片顎矯正でどこまでの結果が出せるかの診断力が重要になります。


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矯正歯科治療の適応症例が多様化している時代

2011年9月13日|23:45

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こんにちは、横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

今日はインプラントを絡めた高齢者の1症例について、インプラント科の同級生と一緒に1時間ほど意見を交換しました。

中高年の矯正治療受診者が増加している近年では、矯正歯科医はインプラント治療、補綴治療、歯周病治療についての知識も身につけていなければなりません。

患者さんと一般歯科医のニーズに答えられるよう、日々精進あるのみです。


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矯正装置とカレーライス

2011年9月13日|01:39

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こんにちは、横浜市神奈川区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。

今回はアッサリと矯正歯科に関する小ネタを話します。

矯正治療経験者なら分かると思いますが、矯正装置の天敵とも言えるメニューがカレーライスです。

何故って、ゴムが黄色くなってしまうからです・・・。

以前に、月1回の矯正治療の直前にカレーを食べるようにしているという患者さんがいました・・・。

なるべくゴムを使わないように治療することはできるので、カレーが大好きな人は担当の先生に言ってみるのも良いかも知れません。

*舌側矯正では関係ありません。


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スピード矯正の種類とメリット、デメリット

2011年9月11日|22:54

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こんにちは、横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。前回触れたスピード矯正の解釈について、患者さんたちが間違えないようもう少しお話ししてみることにします。

前回お話しした通り、スピード矯正という用語に明確な定義はありません。

インターネットで検索してみると、色んな人が「短期間でできる歯並び治療」という意味で好きなように使っているだけですので中身は様々です。

スピード矯正と呼ばれる歯並びの治療には、矯正治療と補綴治療があることは前回お話ししました


矯正治療による場合と補綴治療による場合のメリットとデメリットを考えてみましょう。


矯正歯科治療においては、スピード矯正とはコルチコトミーを併用した治療を指すことが多いです。

コルチコトミーとは歯槽骨皮質骨切除術とも言い、簡単に言えば歯の周りの骨を一部切除したり、骨に刻み目を入れることで歯を動きやすくする手術です。

これにより、歯列矯正の治療期間を半分に短縮できるとも言われています。

補綴治療との比較での大きなメリットは、健康な歯を削る必要がないことです。

また、自分の歯が綺麗に並ぶわけなので、かぶせものを取り替える必要もありません。

デメリットとしては、外科手術ですので侵襲を伴うこと、通常の矯正治療費にプラス手術費が必要になること、必ずしも大幅に治療期間が短縮される保証がないことが挙げられるでしょう。

通常の矯正歯科治療であればそんなデメリットもありません。


次に、補綴治療によるスピード矯正について考えてみましょう。

補綴治療とはいわゆる歯のかぶせものによる治療のことです。

補綴によるスピード矯正とは歯を削って小さくして、歯並びのよいかぶせものを装着するという意味なのです。

○週間で終わるスピード矯正!とか

3回で終わるスピード矯正!とか

書いてあったらまずかぶせものによるもので間違いありません。

数週間とか3回で終わるというのは本当ですが、何と言ってもリスクが大きい治療法です。

最大のデメリットは健康な歯を削らなくてはいけないということです。神経を取らなくてはならない場合も多く、歯の寿命の短縮に確実につながります。削ってかぶせても並ばないほど位置が悪い歯は抜かれてしまうこともあります。

費用面でも、はじめてかぶせものを入れた時は矯正歯科治療と同じか、安く済むかも知れませんが、悪い歯の位置で無理やりかぶせているわけですから、結局何年かごとに壊れたり中が虫歯になったりして作り替えになることが殆どです。生涯での費用を考えると数百万円なんて金額になってしまうこともあるでしょう。


------削ってしまった歯はいくら悔いても戻ってきません。------


全否定はしませんが、並べるのが目的であれば余程の事情が無い限り健康な歯は削るべきではありません。

矯正装置の見た目が気になるのであれば、見えない矯正(舌側矯正、マウスピース矯正)も選択することができます。


蛇足ですが、摩擦の少ない矯正歯科装置(セルフライゲーションブラケット)を用いて歯列矯正の期間の短縮を図るものをスピード矯正と言っていることもあるようです。

ただ、最近ではセルフライゲーションブラケットを用いても治療期間は変わらないという論文が多く発表されており、スピード矯正と言っていいものかどうかは微妙なところです。


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