こんにちは、横浜市西区、横浜フォルテ矯正歯科・院長の鈴木です。
以前お話しした通り、矯正歯科治療の適切な開始時期は7~8歳であることが多いのですが、乳歯列(全て乳歯の歯並びのこと)の時期から相談は受け付けています。
乳歯列の相談の内容は、受け口、出っ歯、すきっ歯、叢生など様々なのですが、今回はすきっ歯と叢生に焦点を当ててお話しします。
最近では歯並びに関する情報も豊富で御存知の方も多いのですが、乳歯の歯並びはすきっ歯であることが理想的です。
なぜならば、永久歯の前歯が乳歯の前歯よりだいぶ大きいからです。
すきっ歯でなければ永久歯に生えかわった時にすき間が足りずに叢生になってしまいます。
乳歯列のすき間は発育空隙、霊長空隙という名前がついているくらいで、生えかわりのために不可欠なのです。
乳歯列にすき間がある人でも約4割が叢生を生じるという研究データがあります。
したがって乳歯にすき間のない歯並びの場合、永久歯に生えかわるとガタガタになることがほとんどです。
乳歯列にすでに叢生があると、生えかわっても100%叢生になるというデータもあります。
すき間がなかったら、将来的にはガタガタになると考えていた方が良いでしょう。
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