2012年4月27日
受付
ご予約の相談はもちろん、治療中の疑問・質問なども承っております。どうぞお気軽にお尋ねください。
また、歯ブラシなどのデンタルグッズを販売しております。虫歯予防に役立ててください。
待合室
木目調の落ちついた雰囲気を出した待合室です。
歯磨きやお化粧直しにご利用いただけるブラッシングコーナーもご用意しております。
待合室から診察室へ上がるスロープ
幅広い緩やかなスロープになっているため、ベビーカーも難なく通ることができます。
診療室
できるだけリラックスして治療を受けて頂けるように、落ち着いた雰囲気の診療室です。
キッズコーナー付きの診察室(個室)
子供が遊べるキッズコーナーのある個室です。お子さんの様子を確認しながらの受診が可能です。個室にはベビーカーが入る十分なスペースがあります。
キッズコーナーは怪我をしないよう柔らかいクッションでできています。
カウンセリングルーム
カウンセリング専用の部屋をご用意しております。完全個室ですので、悩みはもちろん、費用や期間のことなど、どうぞお気軽にお尋ねください。すべての悩みごとに、相談に乗らせていただきます。
子供の矯正ガイド
矯正治療は、お子さんにとって一生に一度の経験です。きっと、これからどんな治療が始まるのだろう?そんな不安を持ったお子さんも多いと思います。もちろんご家族にとっても同じで、どんな装置を使うのか、治療中の痛みはあるのか、歯磨きができるか、など心配なことだらけです。
そういった不安に対して、私が心がけていることが、患者さんは矯正を専門とする歯科医院を初めて訪れ、右も左も分からない状態であることを常に忘れず、最初から丁寧に説明すること、そしてそれを親子で一緒に聞いてもらうことです。お子さんを無視して話をしてしまうと、装置を使う目的を理解せず、モチベーションが上がりません。
一緒に説明を聞いて治療の目的を理解し、また親御さんが自分の将来を心配してくれているということが伝われば、お子さんは治療により前向きになってくれます。
子供の矯正治療の開始時期の一つの目安は、上下の前歯が生え変わったころ、年齢で言えば7〜8歳です。しかしながらあくまで目安であり、歯並びや噛み合わせ、あるいは骨格のタイプによって最適なタイミングは様々です。まずは相談にいらして下さい。
歯並びや噛み合わせの問題で、その後の人生にも影響を与えることもあります。お子さんの歯並びや噛み合わせで、少しでも気になることがありましたら、まずは、お気軽にご相談ください。
小児矯正で使用する装置
当院の小児矯正では、できるだけ取り外しのできる矯正装置を使用しています。取り外せない固定式の矯正装置を装着していると大人でも歯磨きが難しくなり、虫歯のリスクが上がります。ましてや歯ブラシの扱い方に慣れていないお子さんなら、なおさらといえます。
もちろん、歯磨き指導も行いますが、小さいお子さんにとって完璧に歯磨きをマスターするのは至難の業。さらに、お子さんの虫歯は非常に早く進行し、あっという間に細菌が神経まで到達してしまいます。このような観点から、当院では、できるだけ取り外せる装置を選択しています。
なお、症例によっては固定式の装置で治療が必要な場合もあります。そのような場合は、虫歯の予防処置を念入りに行いながら矯正治療を進めます。
気になったときには、まず相談を
子供の矯正治療の目的は、キレイな歯並びを作る土台づくりです。この時期の治療を適切に行うことにより、次のようなメリットが生まれてきます。
(1) 成長を利用して骨格的なバランスを整えることができます。成長終了後の成人では、顎の幅や前後的バランスなどは外科的な処置を加えない限り、基本的に変化させることはできません。
(2) 永久歯列でのワイヤーによる治療がしやすくなる可能性があります。抜歯をせずに治療できる可能性が生じます。また、永久歯列期のワイヤーによる治療が必要でなくなる場合もあります。
(3) 出っ歯や反対咬合(受け口)など骨格的な問題が大きく、将来的に手術を必要とする可能性があるような場合、早期にアプローチしていくことで、手術を回避できる可能性があります。
(4) 歯の動きが早いため、効率的な治療を行える可能性があります。
(5) 矯正治療に伴う偶発症である、歯肉退縮や歯根吸収などが起こりにくくなります。
このように、小児矯正には様々なメリットがあります。お子さんの歯並びや噛み合わせ骨格などで気になることがありましたら、お早めにご相談ください。
虫歯からお子さんの歯を守るために【予防治療】
子供の歯は大人に比べると、虫歯に感染するリスクが高いと言えます。特に矯正治療中は、装置を装着しているため汚れなどが残りやすく、普段よりも念入りなブラッシングが必要です。
当院では、矯正治療中の虫歯を防ぐためにクリーニングやブラッシング指導、フッ素塗布を無料で行っています。お子さんの歯を虫歯から守りながらきれいな歯並びをつくることが、私たちのコンセプトです。
子供の矯正で使う矯正装置
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)
透明なマウスピース型の矯正装置で、反対咬合(受け口の)の治療に使用します。対象となるお子さんは3歳~8歳くらいで、装着したまま就寝します。歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド) は筋機能訓練装置とも呼ばれ、口周囲の筋肉のバランスを整えながら舌の位置を正しい位置に戻し、噛み合わせを矯正していきます。
使用期間は保定期間も含めて約1年前後で、早ければ使用後3ヶ月程度で反対咬合に効果が見られます。なお、3歳のお子さんでも簡単に取り扱いができますので、ご家族と一緒に使用方法を指導いたします。
拡大プレート
取り外しができるプレート(床)で歯の移動と、顎の骨の拡大を行う装置です。歯を正しい位置に動かし、併せて歯の土台も正しい大きさに広げていきます。装置にはスクリューが装着されていて、スクリューを回すことによって、歯並びの幅を広げたり歯を動かしたりします。
小学校3年生前後から開始し、使用期間はおよそ1年から1年半程度です。シンプルな構造ですが、治療効果の高い装置として子供の矯正治療で使用されています。
急速拡大装置
上顎の歯並びの幅を短期間で拡大する装置で、自分で取り外すことはできません。歯が並ぶスペースを広くすることができ、永久歯の非抜歯矯正の可能性が高まります。上顎が狭窄している症例に用います。
上顎骨が十分に固まっていない15~16歳前後まで使用することが可能です。
バイオネーター、ツインブロック、FKO
顎の成長のバランスを整える、取り外しのできる矯正装置です。出っ歯や受け口、過蓋咬合を矯正します。顎の状態が治療効果を左右するため、治療開始前の検査が重要になります。
ヘッドギア
上顎(あご)の成長が強すぎるために起きる上顎前突(出っ歯)に適応し、上顎第一大臼歯から後方に力をかけ、頭部から後ろに引っ張るようにして装着します。取り外しが簡単にでき、就寝時および自宅内で使用します。
力のかけ方によって上顎の成長を抑えたり、あるいは上顎の奥歯を後方に移動させます。力の加え方を調整していきながら顎の成長をコントロールします。
装置の使用時間によって治療効果が左右されますが、ご本人とご家族の協力が得られれば効果的な装置です。主に小学生~中学生時の成長期に使用し、上顎の成長・上奥歯の位置がコントロールできれば、永久歯列期の上顎前突の治療において抜歯をしないで治せる場合があります。
フェイシャルマスク
上顎(あご)の成長が悪いことが原因でなる受け口の場合に使用します。おでこと下顎の間についている金具に上顎を前方に引っ張るゴムを取り付けます。これにより、上顎を前方に成長誘導することで受け口を矯正します。
小学校低学年から開始し、およそ1〜2年間使用します。取り外しが簡単にでき、就寝時もしくは自宅で装着します。
永久歯列期(中学生〜)に使用する矯正装置
永久歯列期(歯の交換期以降)では、基本的に成人矯正と同じ装置を使用します。
子供の矯正治療と大人の矯正治療との大きな違いは、子供は体も顎(あご)の骨も成長途中であるということです。そのため成長を十分に考慮した治療が重要になります。
【インビザライン・アソアライナー】取り外しのできる透明なマウスピース矯正装置
マウスピースを用いた矯正は、透明で目立たず、しかも取り外しのできる矯正装置として近年、人気が高まっています。最近では改良が加えられ、これまでマウスピースを用いた矯正では難しいとされてきた症例でも適応可能になるケースが増えています。ワイヤーを使わないため人に気づかれにくい状態で歯列矯正を行うことができます。
日本では広告の規制が厳しいため認知度が低く、「これで本当に治るんですか?」という質問を受けたこともありますが、世界的な治療実績もあり、適応症例さえ判断できれば(ここが非常に重要となります)、ブラケットによる治療に劣りません。
マウスピースを用いた矯正には様々な種類がありますが、当院では国内シェアを占める、マウスピース型矯正装置(インビザライン)とマウスピース型矯正装置(アソアライナー)という2つの装置をご用意しております。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)とは
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は米国生まれの、オーダーメイドで作成される透明のマウスピース矯正装置であり、これまでにおよそ二百万人の治療実績があります。米国のアライン・テクノロジー社の認定を受けたドクターのみがマウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療を行うことができます。透明のマウスピースを1日20時間使用し、2週間おきに新しいマウスピースに交換します。通院は1〜1.5ヶ月に1回です。
マウスピース型矯正装置(アソアライナー)とは
マウスピース型矯正装置(インビザライン)とマウスピース型矯正装置(アソアライナー)には、それぞれ一長一短があり、適応症例も異なります。どちらの装置が適しているかは、診断結果をもとに、患者さんの噛み合わせや治療の難易度を考慮して選びます。
マウスピースを用いた矯正のメリットは、目立たず取り外しができ、違和感がほとんどないことです。発音にも影響がありませんので、はっきりと喋ることができます。また取り外して歯磨きすることができますので、ブラケットとワイヤーによる治療のように歯磨きが難しくなることもありません。
ただし、症例によっては適さない場合もありますので、まずは、カウンセリングでご相談ください。
【舌側矯正】歯の裏側からの見えづらい矯正装置
もう一つの見えづらい矯正治療として舌側矯正があります。歯の裏側に装置を取り付けますので、人目を気にせずに矯正治療ができる装置です。
当院では、見えない矯正治療をご希望の方やご職業柄、表側からの矯正が難しい方、あるいは楽器を吹く方などに舌側矯正のご提案をしています。特に管楽器を演奏される方は、装置が唇にあたりませんので、楽器を強く当てても違和感がありません。
なお、舌側矯正は目立ちにくい反面、装置が舌にあたる違和感があります。また、慣れるまで発音に影響がでる場合もあります。
違和感や発音への影響を考慮して、上顎は舌側矯正で行い、目立ちにくい下顎を表側矯正で行う「ハーフリンガル」という治療法もあり、非常に人気があります。リンガルとは「舌側」という意味です。
<舌側矯正のメリット>
・歯の裏側につけるので目立ちにくい
<舌側矯正のデメリット>
・舌に違和感がある
・発音に影響が出ることがある
・歯磨きが難しい
・表からの矯正よりも時間と料金がかかる傾向にある
こんにちは。横浜フォルテ矯正歯科の院長・鈴木剛史です。
開院前は東京医科歯科大学附属病院にて、また全国の歯科医院にて矯正を専門とする歯科医師として診療に従事しておりましたが、出身地である横浜でより多くの患者さんの歯並びを良くし、地域の健康増進に努めたいと考え、開業に至りました。
矯正治療の楽しいところは、何と言っても、綺麗になった歯並びを見て患者さんが喜んでくださることです。矯正治療は楽ではありませんが、やって良かったと皆さんに仰っていただけることが仕事の糧になっています。
一方、矯正治療をうけられる患者さんが増加し続けている中で、歯並びが気になっていながらなかなか治療に踏み切れない方も多くいらっしゃいます。その理由の多くが、治療費、装置の見た目、治療中の痛みです。当院では治療費に上限を設けたり、外側から矯正装置が見えにくいリンガルブラケット矯正装置を取り入れたりし、矯正治療に対するハードルをできるだけ下げられるよう努力しております。
治療技術は大学病院にて培い、その後も多くの学会や研修会で研鑽を積み技術を提供できるよう努力を怠たりません。
とは言え、矯正治療の基本的な原理は変わっておらず、数週間で見違えるような歯並びになるような虫のいい話はありません。数ヶ月〜数年を要する治療であるからこそ、楽しく通っていただけるような医院作りを目指しています。
レントゲン室
当院では、レントゲン装置、パノラマ、セファログラム、CTの複合機【ORTHOPHOS SL 3D】を導入し、多角的な診査と診断を速やかに行うことができます。
感染対策
治療において、忘れてはならないのが感染対策です。
当院ではコップやエプロンまで、可能な限りディスポーサブル(使い捨て)にしています。使用するミラーやピンセットは、滅菌パックに入れて、患者さんの前で開封いたします。また、器具除染用洗浄器や、クラスB滅菌器などを取り揃えて感染対策を行っております。
小児矯正の経験が矯正歯科を目指すきっかけに
子供の頃に受けた小児矯正が、矯正歯科を志すきっかけになりました。私は幼い頃に反対咬合があり、今では母校となった東京医科歯科大学で治療を受けていました。矯正生活は小学生から高校生になるまで続きましたが、当時は親に言われるがままに通院していましたので、今ほど矯正治療の大切さを理解していなかったと思います。今では見違えるような自然な口元になりましたが、これも担当してくださった先生のおかげです。
小学生から始めましたので、矯正装置も一通り経験しています。子供の頃は、小児矯正用の装置を使用し、取り外しの煩わしさを感じたことがありました。中学・高校時代はブラケット装置を装着し、調整のたびに痛みが2~3日ありました。それでも、今こうしてキレイになった口元を見ていると、「あの時、治療を受けて本当に良かった。」と思えてきます。根気よく治療に付き合ってくださった先生には感謝しています。
そうしているうちに、自分も矯正を専門とする医師になれば患者さんとこの喜びを共有できるようになると考え、高校2年の進路決定時には矯正歯科を目指すようになっていました。
医院名、ロゴマークに込められた思い
当院の名前は音楽記号のフォルテに由来しています。皆さんもご存知のように、フォルテには『強く』という意味があります。矯正治療によって得た、健康的な噛み合わせを武器に、強く社会へ羽ばたいて欲しいという思いです。それに加え、フォルテには『長所』という意味もあります。
カウンセリングに訪れる患者さんの多くは、乱れた歯並びにコンプレックスを感じ、口元を隠しながらやってきます。ところが、治療が終わるとどうでしょうか。歯並びがキレイになり、口元も見違えるように美しく変わっています。今までコンプレックスに感じていた歯並びが『長所』に変わり、人に自慢できるようになっているのです。
美しい歯並びと口元は、お見合い、就職、結婚式など様々なシチュエーションで出会う人たちに、好印象を与えてくれます。患者さんのその後の人生を、より豊なものに変えてくれるのです。
横浜フォルテ矯正歯科は、「矯正治療で自信を取り戻し、コンプレックスさえも長所に変えて欲しい」。そんな私の願いを込めて命名しました。
ロゴマークには、音楽のフォルテ記号をモチーフに、強く育ち行く新芽のイメージが加えられています。また、英語表記のYokohama Forte Orthodontic Officeの4行には間に五線譜が隠れているという、デザイナーのこだわりが表れています。
ロゴデザイン:千葉哲彦 tcds
千葉大学工学部卒。メーカー企画室、広告代理店制作部のデザイナー、アートディレクターを経て、フリーランスのクリエイターとして活動。TCDS 千葉哲彦デザイン事務所[Tetsuhiko Chiba Design Studio]として業務を拡張、2008年よりティーシーディーエス[tcds]に名称変更。
専門はヘルスプロモーションデザイン。その中には2002年中高年男性の自殺制止をテーマとした作品で第69回毎日広告デザイン賞 第2部/発言広告の部 奨励賞受賞、2004年HIV感染経路に関し警告を発した作品で第13回かながわエイズポスターコンテスト 優秀賞受賞などがある。近年は歯科医師として医療に従事する一方、医療とデザインの境界領域について研究を深め、制作の幅を拡大、歯科医師としての母校でもある東京医科歯科大学のロゴデザインも担当している。
矯正治療の受診率アップに貢献したい!
最近では、大人になってからの矯正治療が増えています。お子さんや若い女性の間では、カラーゴムを使って矯正治療を楽しんでいる方もいらっしゃるようです。そんな姿を見るにつけ、矯正治療に対する意識がずいぶん変わったのだなと思えてきます。
しかし、外に目を向ければ、日本の矯正治療の普及率はまだまだ低いといえます。アメリカや韓国では矯正治療はごく普通のことです。装置が目立ってもあまり気にしません。日本でも矯正歯科治療が身近な治療に変わっていけば、装置に対する抵抗感がなくなるのではないのでしょうか。
矯正治療の受診率を、欧米並みに引き上げたい。そんな思いを抱き、横浜フォルテ矯正歯科を開院いたしました。日本では、装置の見た目や費用、治療の痛みなどの問題で、治療を諦めてしまう方がいらっしゃいます。しかし、それは本当にもったいないことです。大袈裟ではなく、矯正治療によって人生が変わることも多くあるからです。
口腔内のトラブルやコンプレックスを解消し、豊かな人生を送っていただくために、一人でも多くの方に矯正歯科治療を広げていきたいです。
ボルダリングで頭脳と体を鍛える
休日はボルダリングで頭と体を鍛えています。ボルタリングはフリークライミングの一種で、2~4mある岸壁を登っていくスポーツです。岩の凹凸に手足をかけ、岩を這い上がるように登っていきます。途中、手を滑らせたり足を踏み外したりすると落下してしまいますので、一瞬たりとも気が抜けません。
ボルダリングと聞くと、腕の力だけで登るイメージを持たれるかもしれませんが、実は頭脳プレイでもあるのです。例えば、頭の中で手足の動きをシミュレーションしていきます。すると、今まで登れなかった岩がクリアでき、自分自身の成長を感じることができるのです。頂上に到達したときの達成感と、頭脳プレイの面白さ。これこそが、ボルタリングの醍醐味ではないでしょうか。
ところで、歯科医師は腰を痛めやすいため、体力作りが欠かせない職業です。ボルダリングは腹筋や背筋も鍛えられますので、腰痛防止に役立っています。
院長プロフィール
横浜フォルテ矯正歯科 院長/鈴木剛史(すずきつよし)
●出身校
兵庫県西宮市生まれ、その後横浜市青葉区に転居
私立神奈川大学附属中学校卒業
私立神奈川大学附属高等学校卒業
平成17年 東京医科歯科大学 歯学部 歯学科卒業
平成21年 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 顎顔面矯正学分野 専攻生課程修了
●認定資格
日本矯正歯科学会認定医
WFO(World Federation of Orthodontists) elected fellow member
●所属学会
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
WFO(World Federation of Orthodontists)世界矯正歯科医連盟
日本顎変形症学会
日本口蓋裂学会
バイオオルソ研究会
●論文
日本顎変形症学会雑誌 = The Japanese journal of jaw deformities 20(3), 220-227, 2010-08-15
東京医科歯科大学顎顔面矯正学分野における30年間の顎変形症治療に関する検討
Clinical Statistical Analysis of Treatment for Jaw Deformities in the Section of Maxillofacial Orthognathics, Department of Orthodontics, Tokyo Medical and Dental University Dental School Hospital, during the Past 30 Years
鈴木剛史、川元龍夫、山田大輔、北村良平、富永直子、福岡裕樹、森山啓司
日本口蓋裂学会雑誌 32(2), 224, 2007-04-30
改良型CT画像ソフトを用いた骨延長症例における上顎骨の移動様相の観察
Observation of maxillary positional changes after distraction osteogenesis using modified CT images
伊藤公一、鈴木聖一、湊亜紀子、佐藤みちる、長嶺麗来、鈴木剛史、奥平真理子、馬場祥行、大林尚人、森山啓司
American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics 2011 Apr;139(4):517-25.
Systemic and maxillofacial characteristics of patients with Beckwith-Wiedemann syndrome not treated with glossectomy.
Kawafuji A, Suda N, Ichikawa N, Kakara S, Suzuki T, Baba Y, Ogawa T, Tsuji M, Moriyama K.
●学会発表
IADR/AADR/CADR 82nd General Session (March 10-13, 2004)
Shear-bond Strength of Indirect Restoration to Mid-Coronal and Cervical Dentin
SUZUKI T, M.A. UZZAMAN, TOMOMATSU N, SHIMADA Y, TAGAMI J.
第31回日本口蓋裂学会総会, 草津, 2007年5月24-25日
改良型CT画像ソフトを用いた骨延長症例における上顎骨の移動様相の観察
伊藤公一、鈴木聖一、湊亜紀子、佐藤みちる、長嶺麗来、鈴木剛史、奥平真理子、馬場祥行、大林尚人、森山啓司
第66回日本矯正歯科学会大会, 大阪, 2007年9月19日-21日
外科的矯正治療を行った上顎前突症の術後安定性について―第2報;上顎前歯部歯槽骨切り術による3症例―
青木朝里、小川卓也、長濱浩平、シンタ ウィラハディ クスマ、鈴木剛史、川元龍夫、森山啓司
第66回日本矯正歯科学会学術大会, 大阪, 2007年9月19-21日
舌縮小術未施行のBeckwith-Wiedemann syndromeの全身所見と顎顔面形態について
川藤亜樹子、鈴木剛史、市川直子、加々良朱摩子、小川卓也、濱田俊、辻美千子、須田直人、森山啓司
第67回日本矯正歯科学会大会、千葉、2008年9月16-18日
集学的歯科治療により咬合の確立を図ったoligodontiaの2症例
鈴木剛史、小川卓也、佐藤麻緒、井口隆人、川元龍夫、森山啓司
第20回日本顎変形症学会総会、札幌、2010年6月15-16日
Le Fort I型骨切り術を併用し上下顎移動術を行った骨格性下顎前突症例の鼻形態変化に対する三次元的検討
山田大輔、川元龍夫、福岡裕樹、北村良平、富永直子、鈴木剛史、鈴木聖一、森山啓司
第20回日本顎変形症学会総会、札幌、2010年6月15日
下顎枝状分割術を施行した開咬を伴う骨格性下顎前突症例におかる術後安定性について
富永直子、鈴木剛史、山田大輔、北村良平、福岡裕樹、川元龍夫、森山啓司
第19回日本顎変形症学会総会、仙台、2009年6月4-5日
下顎枝矢状分割法を用いて外科的矯正治療を行った下顎後退症例の術後安定性について
鈴木剛史、福岡裕樹、青木朝里、北村良平、富永直子、川元龍夫、森山啓司
第44回日本口腔科学会関東地方部会、埼玉, 2010年9月4日
上下顎移動術を適用した骨格性下顎前突症例の鼻形態変化に対するCT画像を用いた三次元的検討
山田大輔、川元龍夫、東堀紀尚、鈴木剛史、鈴木聖一、森山啓司
●執筆図書(共著)
矯正歯科治療 この症例にこの装置 医歯薬出版
装置の種類もお好みで選んで頂けます
「笑ったとき金属装置が目立つのはイヤ」という方へ。
一昔前の矯正治療では、金属製の目立つ装置が主流でした。最近では、審美性のある様々なタイプの装置が登場し、かなり目立ちにくくなっています。当院では、透明なブラケットと審美的なワイヤーを始めとする目立ちにくい矯正装置を標準で(追加料金なしで)ご用意しております。
それでも見た目が気になる方は、気づかれにくい矯正装置「舌側矯正(歯の裏側から行う矯正)」か「マウスピースによる矯正」のどちらかを選択していただきます。舌側矯正は、歯の裏側にブラケットを装着するため、人に気づかれずに歯並びを治したい方にお勧めです。舌に装置が当たるために、はじめは違和感がありますが、装置も進歩し違和感も感じにくくなってきました。
近年、患者数が急増しているのがマウスピースを用いた矯正です。取り外しのできる透明のマウスピースを装着することにより歯を動かしていきます。現在国内のマウスピース矯正の殆どのシェアを占めている「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」と「マウスピース型矯正装置(アソアライナー)」という2つの装置から選んでいただきます。
※マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)は、薬機法の承認を受けておりませんので医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。未承認完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用救済制度の対象外となる可能性があります。
また、逆に矯正治療をオシャレに見せて楽しみたいという方には、カラーゴムを用いた矯正治療も可能です。季節や気分に合わせて、カラーゴムの色を変える楽しみ方もあります。
【透明なブラケット】歯となじむ審美性の高いブラケット装置
矯正治療のイメージで多いのが、金属装置のギラギラとした感じです。最近では目立ちにくい矯正装置を装着される方もいらっしゃいます。
当院は、表側からの矯正治療には、透明で目立ちにくい審美性のあるブラケットと歯の色に近いワイヤーを使用しています。従来の金属装置のようなギラギラ感がありませんので、装着していても目立ちにくいです。違和感を感じず、自然な表情や顔つきを保てますので、笑顔を絶やさずに矯正歯科治療を続けることができます。
治療に入る前までにかかる費用
項目 | イメージ | 内容 | 治療費(税込) |
---|---|---|---|
初診相談料 | 30分~60分 初診ならびに矯正相談。 口腔内を診査し、矯正相談をお受けいたします。 |
1,100円 (未成年は保護者同伴) |
|
2回目以降のご相談 | 初診後、再度カウンセリングご希望の場合です。 | 2,200円 | |
セカンド オピニオン |
矯正歯科治療に関する、セカンドオピニオン相談を受け付けております。 他院で受けられた診断や治療方針に関してご意見を申し上げることを目的としております。 |
11,000円 | |
検査料 | 30分~60分 口腔模型、顔貌写真、口腔内写真、レントゲンオルソパントモグラム、レントゲンセファログラムなどの項目が含まれます。 当院の検査料の料金には次の診断料も含まれております。 |
44,000円 | |
診断 | 30分~60分 矯正を担当する歯科医師による診断を行います。矯正歯科治療を受ける上で診断の適否は重要です。 診断しだいで治療結果に大きな差がでますので、診断には十分配慮しております。 |
||
転医資料作成料 | 転居などにより通院が困難となり転医する場合に、転医先にお渡しする診療情報提供書、写真やレントゲンなどの資料を作成します。 | 11,000円 |
矯正の費用
(25分割まで。25分割の他に、2,4,10,20分割も選択できます。)
36〜84回のデンタルローン(有利息)のご利用も可能です。
※治療費には、来院毎の調整料、アンカースクリューなどの補助装置の費用が含まれています。
※①~③は症例の難易度による分類で、自由に選択することはできません。
項目 | 内容 | ※難易度 | 治療費(税込) | ※25分割(税込) (無利息) |
---|---|---|---|---|
表側矯正 | 最もよく使われている矯正装置です。ご希望により装置を選ぶことができます。 | ① | 825,000円 | 33,000円 |
② | 935,000円 | 37,400円 | ||
③ | 1,045,000円 | 41,800円 | ||
フルリンガル | 上下の歯の裏側に矯正装置を付けます。 | ① | 1,375,000円 | 55,000円 |
② | 1,485,000円 | 59,400円 | ||
③ | 1,595,000円 | 63,800円 | ||
ハーフリンガル | 上の歯の裏側、下の歯の表側に矯正装置を付けます。 | ① | 1,155,000円 | 46,200円 |
② | 1,265,000円 | 50,600円 | ||
③ | 1,375,000円 | 55,000円 | ||
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)※ | うすい透明のマウスピース型の矯正装置を使用します。 | ① | 660,000円 | 26,400円 |
② | 935,000円 | 37,400円 | ||
③ | 1,045,000円 | 41,800円 | ||
小児矯正I期 | 予防矯正、乳歯と永久歯が混じっている場合の矯正治療です。 | ① | 440,000円 | 17,600円 |
② | 495,000円 | 19,800円 | ||
③ | 550,000円 | 22,000円 | ||
小児矯正II期 | 第I期治療の後、永久歯の仕上げに行う矯正治療です。 | 550,000円 | 22,000円 |
保定装置料および保定観察料
項目 | イメージ | 内容 | 治療費(税込) |
---|---|---|---|
保定装置料 | 目立ちにくい保定装置です。 | 27,500円(片顎につき) | |
保定観察料 | 矯正治療後、「後戻り」を防止するために、3ヶ月~半年毎に来院し、観察します。 | 3,850円 | |
矯正治療に伴う 便宜抜歯の費用 |
矯正治療のための抜歯は保険適用外となります。 | 6,600円/本 | |
家族料金 | 患者さんのご家族が矯正歯科治療を当院で始められる際は費用より27,500円引いた金額となります。 | -27,500円 |
部分矯正の費用
項目 | 治療費(税込) | ※10分割(税込) (無利息) |
|
---|---|---|---|
部分矯正 | 表側矯正片顎 | 330,000円 | 33,000円 |
表側矯正上下顎 | 495,000円 | 49,500円 | |
裏側矯正(舌側矯正)片顎 | 440,000円 | 44,000円 | |
ハーフリンガル(上が裏側・下が表側) | 605,000円 | 60,500円 | |
裏側矯正(舌側矯正)上下顎 | 715,000円 | 71,500円 | |
マウスピース片顎 | 44,000円×マウスピース作成回数 | ||
マウスピース上下顎 | 88,000円×マウスピース作成回数 |
その他
項目 | イメージ | 内容 | 治療費(税込) |
---|---|---|---|
クリーニング | 毎月の調整時にクリーニングを無料で行なっております。あくまで矯正装置の調整を主目的として診察時間を費やしますので、クリーニングの内容や時間は来院毎に異なります。 | クリーニングは無料 フッ素塗布無料 担当医師の判断により処置 管理処置料に含まれる |
|
ブラッシング 指導 |
矯正治療時の虫歯予防を目的とします。 | 担当医師の判断により処置 管理処置料に含まれる |
別途装置料について
患者さんの申し出による矯正再治療の場合や、装置紛失時などの際は別途装置代金がかかる場合がございます。
お支払い方法
当院では、現金でのお支払いの他に分割払い、クレジットカードでお支払いいただけます。
一括支払い
現金またはクレジットカードでお支払いいただけます。
院内分割払い
まずはご相談ください。金利・手数料なし。
クレジットカード
クレジットカードでもお支払いいただけます。
矯正治療では原則として健康保険は適用されませんが、矯正治療費は医療費控除の対象になります。
医療費控除について
矯正歯科治療に二の足を踏んでいる方へ
大人になってから矯正治療を始める方が増えています。幼い頃から抱えていた歯並びや口元の悩みを解消するために、思い切って治療を受けられるのです。こうした動きは、20~30代を中心に広がっています。
矯正治療は大人になってからでも、決して遅くはありません。治療に関心を持ち、歯並びを治したいと思ったときが適した開始時期です。治療を遅らせても良いことは何一つありません。
矯正治療は歯並びや口元に美しさをもらたしてくれます。歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病、口臭予防にもつながります。
それだけではありません。上下の歯が噛み合うようになると食べ物も噛めるようになるため、下顎にかかる負担も緩和され、顎関節症などを防いでくれます。最近では、噛み合わせが気になる40~50代の方の歯科矯正治療も増加しています。
治療期間は1年半~2年と長く感じられるかもしれません。治療も楽だとは言えません。しかし、何十年と続くこれからの人生を考えると、その治療の価値は計り知れません。矯正治療を終えられた患者さんは口を揃えて「治療は大変だったが本当にやって良かった。」と仰ってくださいます。それほどまでに美しい歯並びは魅力的なのです。
矯正治療は、あなたの人生を豊かにしてくれることでしょう。歯並びに自信を持てず、いつまでも悩んでいるより、前に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
矯正治療で美しい歯並びと口元を手に入れる
矯正治療を希望する患者さんの悩みには、歯並びの見た目の問題があります。歯並びが悪いことで、口元や歯並びを絶えず気にしながら笑うなど、心理的にコンプレックスになっているようです。治療を行えば、美しい歯並びを手に入れられることはもちろん、歯が正しく並ぶことで、「キリッ」と引き締まった口元を手に入れることができます。
たとえば、歯を引っ込めたり、正しい位置に導くことで、顎や鼻の悩みに及ぼすことも可能となります。「出っ張った顎が気になる」「口元の突出感がコンプレックスになっている」という方、ぜひ当院までご相談ください。
噛み合わせや全身機能の向上
上と下の歯がキッチリ噛み合わないと食べ物がよく噛めないため、胃や腸に大きな負担を与えます。また、歯列の乱れ(不正咬合)は、発音や顎やお顔の成長に悪い影響を及ぼすだけでなく顎の関節や筋肉にも影響を与えることにより、肩こりや頭痛などの原因となったり、姿勢の悪さにつながることもあります。
矯正治療は歯並びを整えて噛む機能を回復することにより、虫歯や歯肉炎・歯周病を防ぎ、歯の寿命を延ばします。近年、しっかりと噛めることにより、脳への血流が良くなり記憶力が向上することや、瞬発力が高まることもわかってきました。
【外科矯正】口元のゆがみやズレを諦めている方へ
矯正装置だけでは治らないような噛み合わせや顎のズレは、外科手術と矯正治療の実施が好ましいです。
顎の成長が終わった15歳以上の大人の方で、骨格的に著しいズレを伴う受け口や出っ歯、または顎の左右のズレがある方は、矯正治療だけでは、良い噛み合わせや美しい口元にならないこともあるといえるでしょう。
このような方は、矯正治療と外科的な手術を併用することにより、機能的ならびに審美的な矯正効果をあげることも可能になります。手術を併用する場合は顎変形症という病名がつき、保険適用となります。提携している大学病院をご紹介させていだきます。