マウスピースを用いた矯正は、透明で目立たず、しかも取り外しのできる矯正装置として近年、人気が高まっています。最近では改良が加えられ、これまでマウスピースを用いた矯正では難しいとされてきた症例でも適応可能になるケースが増えています。ワイヤーを使わないため人に気づかれにくい状態で歯列矯正を行うことができます。
日本では広告の規制が厳しいため認知度が低く、「これで本当に治るんですか?」という質問を受けたこともありますが、世界的な治療実績もあり、適応症例さえ判断できれば(ここが非常に重要となります)、ブラケットによる治療に劣りません。
マウスピースを用いた矯正には様々な種類がありますが、当院では国内シェアを占める、マウスピース型矯正装置(インビザライン)とマウスピース型矯正装置(アソアライナー)という2つの装置をご用意しております。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)とは
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は米国生まれの、オーダーメイドで作成される透明のマウスピース矯正装置であり、これまでにおよそ二百万人の治療実績があります。米国のアライン・テクノロジー社の認定を受けたドクターのみがマウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療を行うことができます。透明のマウスピースを1日20時間使用し、2週間おきに新しいマウスピースに交換します。通院は1〜1.5ヶ月に1回です。
マウスピース型矯正装置(アソアライナー)とは
マウスピース型矯正装置(インビザライン)とマウスピース型矯正装置(アソアライナー)には、それぞれ一長一短があり、適応症例も異なります。どちらの装置が適しているかは、診断結果をもとに、患者さんの噛み合わせや治療の難易度を考慮して選びます。
マウスピースを用いた矯正のメリットは、目立たず取り外しができ、違和感がほとんどないことです。発音にも影響がありませんので、はっきりと喋ることができます。また取り外して歯磨きすることができますので、ブラケットとワイヤーによる治療のように歯磨きが難しくなることもありません。
ただし、症例によっては適さない場合もありますので、まずは、カウンセリングでご相談ください。