矯正歯科治療に二の足を踏んでいる方へ

大人の矯正

大人になってから矯正治療を始める方が増えています。幼い頃から抱えていた歯並びや口元の悩みを解消するために、思い切って治療を受けられるのです。こうした動きは、20~30代を中心に広がっています。

矯正治療は大人になってからでも、決して遅くはありません。治療に関心を持ち、歯並びを治したいと思ったときが適した開始時期です。治療を遅らせても良いことは何一つありません。

矯正治療は歯並びや口元に美しさをもらたしてくれます。歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病、口臭予防にもつながります。

それだけではありません。上下の歯が噛み合うようになると食べ物も噛めるようになるため、下顎にかかる負担も緩和され、顎関節症などを防いでくれます。最近では、噛み合わせが気になる40~50代の方の歯科矯正治療も増加しています。

治療期間は1年半~2年と長く感じられるかもしれません。治療も楽だとは言えません。しかし、何十年と続くこれからの人生を考えると、その治療の価値は計り知れません。矯正治療を終えられた患者さんは口を揃えて「治療は大変だったが本当にやって良かった。」と仰ってくださいます。それほどまでに美しい歯並びは魅力的なのです。

矯正治療は、あなたの人生を豊かにしてくれることでしょう。歯並びに自信を持てず、いつまでも悩んでいるより、前に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

矯正治療で美しい歯並びと口元を手に入れる

矯正治療で美しい歯並びと口元を手に入れる矯正治療を希望する患者さんの悩みには、歯並びの見た目の問題があります。歯並びが悪いことで、口元や歯並びを絶えず気にしながら笑うなど、心理的にコンプレックスになっているようです。治療を行えば、美しい歯並びを手に入れられることはもちろん、歯が正しく並ぶことで、「キリッ」と引き締まった口元を手に入れることができます。

たとえば、歯を引っ込めたり、正しい位置に導くことで、顎や鼻の悩みに及ぼすことも可能となります。「出っ張った顎が気になる」「口元の突出感がコンプレックスになっている」という方、ぜひ当院までご相談ください。

噛み合わせや全身機能の向上

全身機能を向上上と下の歯がキッチリ噛み合わないと食べ物がよく噛めないため、胃や腸に大きな負担を与えます。また、歯列の乱れ(不正咬合)は、発音や顎やお顔の成長に悪い影響を及ぼすだけでなく顎の関節や筋肉にも影響を与えることにより、肩こりや頭痛などの原因となったり、姿勢の悪さにつながることもあります。

矯正治療は歯並びを整えて噛む機能を回復することにより、虫歯や歯肉炎・歯周病を防ぎ、歯の寿命を延ばします。近年、しっかりと噛めることにより、脳への血流が良くなり記憶力が向上することや、瞬発力が高まることもわかってきました。

【外科矯正】口元のゆがみやズレを諦めている方へ

外科矯正矯正装置だけでは治らないような噛み合わせや顎のズレは、外科手術と矯正治療の実施が好ましいです。

顎の成長が終わった15歳以上の大人の方で、骨格的に著しいズレを伴う受け口や出っ歯、または顎の左右のズレがある方は、矯正治療だけでは、良い噛み合わせや美しい口元にならないこともあるといえるでしょう。

このような方は、矯正治療と外科的な手術を併用することにより、機能的ならびに審美的な矯正効果をあげることも可能になります。手術を併用する場合は顎変形症という病名がつき、保険適用となります。提携している大学病院をご紹介させていだきます。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

1.最初は矯正装置による不快感、痛み等があるものの、数日から1、2週間で慣れることが多いです。
2.歯の動き方には個人差があるため、想定した治療期間が延長する可能性があります。
3.装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療は患者さんの努力が必要となります。それらが治療結果や治療期間に影響します。
4.治療中は、装置が付くため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なブラッシングや、定期的なメンテナンスが重要になります。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
5.歯を動かすことで歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
6.ごくまれに歯が骨と癒着し、歯が動かないことがあります。
7.ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受け、壊死することがあります。
8.治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
9.治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
10.様々な問題による影響で、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
11.歯の形を修正や、咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
12.矯正装置を誤飲する可能性があります。
13.装置を外す際、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
14.装置を外した後、保定装置を指示通り使用しないため、後戻りの生じる可能性が高くなります。
15.装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
16.あごの成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
17.治療後に親知らずが生え、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
18.矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

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